増毛に行ってきました!霧立から苫前町へ

くらしく事務局

2010年04月13日 20:39

こんばんわ、スタイチです。昨日の珍道中の続きです。

高速道路を、札幌から士別剣淵まで通ったのですが、
旭川近くから雪に囲まれました。

まだまだ道北は、雪が多く残っていますね。
士別から苫前へ抜けるときに撮った風景です。


道路には雪がなかったので、
局長が無言にあることも、かたまることもありませんでした。

途中、キタキツネが車の音を聞きつけ、ずっと後を追いかけてきました。
たぶん、誰かが食べ物を与えたのを覚えているのだと思います。

「ダメなんだよ。こういう風にしていると、事故死したり、
食べ物探しに人家に行って被害を与えて殺されたりするんだよ。」
と、キタキツネに局長が言い聞かせていました。


スタイチは、つぶらな瞳に負けて、パンをひと欠けあげてしまいました。
しばらくして、キタキツネが死んじゃうことを思い、辛くなりました。
誤解されて撃たれちゃった「ごんぎつね」を思い出しました。
みなさんも、野生動物に食べ物を与えないようにしてください。
すごく後悔します!(>_<)


そのあと、苫前の「羆嵐事件復元現場」を探しましたが、閉鎖中でした。
現場は冬季閉鎖中ですが、そこへ行くまでの道路も閉鎖中!!
大きなゲートが閉まっていました。

「羆嵐事件」とは、大正の開拓時代に、苫前町で実際に起きた、
羆に襲われて7人が死亡したという獣害事件です。
ひとつの集落がほぼ全滅になりました。
実際の事件関係者に取材して書かれた小説が
吉村昭さんの「羆嵐(くまあらし)」です。
この本を読んでから出かけると、怖さが身にしみます。


スタイチは読了しているので、怖いこと怖いこと!
車を降りて、閉まっているゲートへと歩いていく局長は、この怖さを知りません。
「これくぐって歩いて行ったらダメかなぁ?」
と、のん気です。(ノ><)ノ

スタイチは、お財布につけてあった鈴をはずして、ぎゅっと握って降車。
「いや!まずは、さっき見かけたお父さんに聞いてみたほうがいいですって!!(泣)」
と、手に持った小さな鈴を鳴らしながら懇願するスタイチ。


「土木のゲートなんだぁ!ゴールデンウィークには開くんでないかなぁ?
歩いて行くったって、片道30分はかかるぞー!(^(エ)^)」
お父さんの答えです。

「看板に“ヒグマ注意!”って書いてあるから危ないんですよねっ?」
と聞いたスタイチには、
「今年は雪解けが遅いから、まだ、たいして多くねぇよ。(^(エ)^)」
と笑ってくれました。

え?
「多くはないが、いる」ってことだ・・・と、怖くなったスタイチです。
ぎゅっと鈴を握りしめました。チリチリチリン(>_<)

仕事中にもかかわらず、親切な楽しいお父さんでした。
また再会したいなぁ…(*´∀`)ノ

というわけで、苫前に行くのは夏が良い!とのことでした。
「羆嵐事件復元現場」は、遠い遠いところにあって、
開拓当時の再現ですから、とても規模の小さなものだそうです。
周りの風景だけでも、開拓当時のままのような気分にさせてくれます。
詳細はコチラ↓
http://www.town.tomamae.lg.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1134619683635&SiteID=0&ParentGenre=1000000000031

北海道のくらしアンケート くらしく
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